足が速くなるとは3
「反発、反発て、それ上にパワー行ってるやん!」と思っている人も出てきたかなと思います。そこですが、今度は膝の動きが大事になってきます。脚を上げてくる時、ただ上に振り上げて来るのではなく、膝は前に向かって出します。膝を振り子のように前に振り上げる訳ですね。
膝と言っても、膝を基準に正確にはハムストリング太ももを前に振り出す動作です。
この動作は、10秒00の山縣選手も、とても大事にされていて、ご自身で映像で撮りながら、「無駄に膝が上がっている、もう少し低くていい。」と何度も確認しながら練習していました。
アジア200mチャンピオンの小池選手も、強靭なハムストリングで、脚を前に振り出し、大きな推進力を生んでいるそうです。
しつこく、脚の動作について書いてきましたが、脚の動作だけで速くなる人もいれば、そうじゃない人もいます。
1つは、猫背の人です。
2つは腰が落ちている人です。
1と2はほぼ一緒なんですが、サッカーや野球をやっている人は、腰が低い人がおおいので、要するに腰が落ちていては、いけないと言う事です。
腰が落ちていると何がいけないんだ!と言う話ですが、単純に地面から腰の距離が低くなるからです。
物は、高いところから、落とした方がより高いパワーを得られます。
腰が落ちていると、貰えるパワーが減ります。なので腰をいれて、高く保つ事がとても大事と言う事です。